裏切り御免。

松本潤主演「隠し砦の三悪人」の件。

時代性からイメージされる緊迫感や世界観は始まってものの数秒で消えていった。

黒澤のリメークものとして点数をつけるならば、松本様（ドS）のお仕置きを覚悟で泣く泣く点はつけられましぇん…！となるだろうと思いますが。

だけど。


松潤はやっぱり選ばれたひとで。

泥だらけでもひげの生え方が謎でも。

彼のつくるロマンスは最強だ。と思ったよ

恋がうまれる瞬間にきまって小田和正のあれが流れるように。

松潤がスクリーン越しにこちらを見つめればいやがおうにもらーぶそーすいー

汚れた顔でキザなセリフを真っ直ぐな瞳で吐く松潤はおよそ時代劇にはふさわしくない甘い雰囲気を漂わせうっかり苦笑しそうになったことを懺悔させるほどにやっぱりどうしたってかっこいい（ほんとだよ）

ラブストーリーにむいているのか、時代劇に向いていないのかはこれからの作品でハッキリするのかもしれない。

彼もいっていたみずからの可能性のひとつとして。

それゆえにこれは芝居の仕方がかわる前の貴重な一作だったのではないかと。


でも

「おれたちは何があってもずっと一緒だ」

は次の公開作品への序章か？
　
花男フラッシュバック！

つくしが、ストーップ！ありえねーっつうの！って草むらから出てきやしないか一瞬焦ったたことはひみつです。



長澤まさみの凛とした佇まいまるで別人のような。

鼻にかかった甘々な声じゃない、まさみ姫ここに参上。

祭のなかで自らの存在意義に揺らぐ姫。は一見の価値あり。

まつじゅん同様、羨望のまなざしで見られる役でこそ持ち前の恐ろしいほどの透明感が発揮され、皆々はひれ伏し拝みたくなるようなひと。なんですなやっぱり


あべ氏みやがわ氏は想定内。

たかしまただのぶはきもちわるくて想定外。

リアルー（でごめーんねー＠大宮）

交戦のときにあべ氏の瞳にうつる鋭い刃の光がたまらん



裏切り御免の使い方はオリジナルを知るひとにとっては多分シュール。
例えば金八先生が３Bの生徒とかけおちして開き直るぐらい多分、シュール。


オリジナルに魅せられ今でも瞼に焼き付いてるひとはきっとまあ当然怒る。に一票。


でも、今回はあれでとりあえず物語がしまった気が。
悪人が一刀両断されて物語が完結するかのように。

あれがラブストーリーだったら終わりよければ全て良しでスタンディングオベーションしたかったぬん。

ぬーーーーん

無念！

御免！


しかしこうなると花より男子ががぜん楽しみになってくるね！！！！（えー）