ひと恋10/21

おもしろかった。

 

久々にきゅんとした。

 

以下ネタばれです。

 

北川先生の世界観が序々に広がり始めた感じ。

 

前回は独特のきれいな言い回しに「うわーー（照）」というか、素直に聞いていられない感じがあったのですが今回ようやくすんなりその世界に入り込めました。

 

みんなでお祭りに行くシーンがあるんですが、「何色が欲しい？」といって「オレンジ！」といった自分のために釣り糸のようなものでイガイガを引っ張る亀梨くん演じる弘人を、離れたところからそっと見守る綾瀬はるかちゃん演じる菜緒がすごくかわいらしい。

イガイガが入っている水槽のようなものにちょっと手をかけて顔だけが水槽のようなものの上にちょこんと出ているんですが露店のオレンジ色の光に照らされて弘人を見つめる眼差しがきれい。

 

一度失敗して再度挑戦する弘人。

あと少しでイガイガが取れそうな瞬間となりにいた戸田恵梨香ちゃん演じる菜緒の親友の裕子がふざけて弘人を突くのでイガイガは落ちてしまうんですけど、そのときの菜緒の心境が彼女のナレーションとともに自然に伝わってきて胸が痛くなった。

ジェラシーですね。

 

そのあともやもやしたまま「どうしたの？さっきからずっと元気ないけど」っていわれた菜緒はつい「あたし‥あれ欲しい。あのオレンジのイガイガが欲しい」っていってしまうんですが、当然「いきなり何をいいだすんだ」と微妙な雰囲気になった中、弘人が「わかった。取ってくるからちょっと待ってて」といって露店に走っていきます。

このときの菜緒がほんとにかわいい。

たぶん綾瀬はるかちゃんだからだと思いますが。

だとしたらこの役はほんとに合ってるなと思います。つい、わがままとも思えることをいってしまって自分でもああどうしよう‥って思ってる内面がとても伝わってくるし、彼女のものいいたげな瞳が言葉以上にそんな内面の戸惑いを伝えていたような気がします。

 

他のみんなは先に行ってしまって菜緒だけが弘人を待っているんですが、約束どおりイガイガをゲットして戻ってきた弘人がそれを菜緒に渡して「こんなもの欲しがるなんて子供だな」と、イガイガを手にしてうれしそうな彼女にいうと「違うよ。あなたが取ってきてくれたものだからうれしいんだよ。」と。

それに対して一瞬とまどいつつ、

「おれもあんただから取ってきたんだよ。」という弘人。

 

このセリフ最高です。先生最高です。

 

「はい、」

行こうといって背を向きながら手を出す弘人。菜緒からは見えないけどその表情は若干緊張。差し出された手にちょっと戸惑う菜緒。なのでその手に弘人からもらったイガイガをぽんっと乗せてみる。

「ちがうだろ。」

ともう一度手を差し出す弘人。菜緒からは見えないけどやっぱりその表情は緊張。

とまどいつつそっとその手を取る菜緒。

走り出す二人。

 

先生最高です。

ロンバケのときのような高揚感期待してもいいですか。

 

「アンタんち俺んとこから見えるんだよ。」

といった弘人に、菜緒は自宅の高層マンションのベランダから弘人の家の方に向かって点滅させたイガイガを振ります。

かかってきた弘人からの電話で光が見えたことを確認する二人。直後弘人の母親の邪魔が入って電話は半ば強引に切られてしまったためにがっかりする菜緒。肩を落としてせっかくもらったイガイガをベットに投げつけてしまいます。でも窓をしめようと振り返ったとき遠くにチカチカと光る光に気づきます。

外に出た弘人が菜緒の家の方に向かってライトを振っていたのでした。

うれしくてイガイガを手に取りベランダに走り出る菜緒。

ぶんぶん弘人に向かってイガイガを振り返す菜緒。

「振りすぎなんだよ‥」といいつつ菜緒に答えるかのように大きく振り返す弘人。苦虫をつぶしたような顔をしながらもその瞳はまっすぐ菜緒を見つめています。

手にすっぽりと入ってしまうぐらい小さなイガイガの光はまばたきをしたら見失ってしまいそうな程かすかな光。

それでもそのわずかな光を必死に見つめて光の先にいる互いを感じている二人。

 

せつない‥

 

弘人のひねくれてるけど真摯で強いまなざしが、菜緒の純粋だけどあやうげなまなざしが、言葉以上の気持ちをふくんでいて何ともいえません。

 

 

あ、そうそう自分の担当のことをすっかり忘れていました。（オイ）

聖最高！

期待を裏切らないキャラっぷり。

個人的に冗談でおとされて「どうしてそんなことゆうの？」ておねえ言葉になる甲、てか聖大好き。

しかし今回はほんとに亀梨くんが主演にふさわしい光りかただった。

あらためてそのかっこよさを感じさせられた。

 次回も楽しみです。

おか、おかあさんにもう一度だけでいいから見て！っていって！